ジェルコートF・リペリオ2🦷🪥✨
こんばんは歯科衛生士の山田です🙂
前回ジェルコートF・リペリオと唾液分泌機能のお話をしました。今回は第2弾として、ジェルコートFのフッ化物濃度についてお話します😊
★フッ化物の濃度が1450ppmFでも口腔内に残存するフッ化物の濃度にそれぞれ差がある事が分かりました。
再石灰化の促進・歯質強化・菌の働きを弱めるなどう蝕予防に効果を発揮するフッ化物。
既にドラッグストアなどにも1450ppmFの歯磨剤が沢山販売されていますね🌱
これら1450ppmFの歯磨剤を1つ1つ調査した結果、同じ1450ppmFの歯磨剤でも口腔内に残存するフッ化物イオン濃度に差が生まれることが分かりました。
フッ化物の効果は、口腔内でフッ化物イオンになることでフッ素は得られます。
逆にいえばイオン化しなければ効果が得られません。
口腔内にフッ化物イオンを長く留めることが、効果を得るためにはとても重要です。
そのイオン化効率を最大化したのがジェルコートFです✨️👏👏👏👏👏✨️❕
しかし、🤨どうしてお口の中でフッ化物イオン濃度にバラつきが生まれるのか❔🤨
その理由として2つの理由があります!
①フッ化物のイオン化が阻害される
実はフッ化物イオンは非常に不安定で、他の成分とすぐに拮抗してしまう性質があります。
歯磨剤の中に含まれる成分ではとりわけ研磨剤と反応しやすく、フッ化物のイオン化が阻害されてしまいます。
歯磨剤の中の成分同士で拮抗している可能性があります。
フッ化物のイオン化を妨げるリスクを徹底的に排除し、処方を組んだものが1450ppmFのジェルコートFです。
②フッ化物イオンが流れてしまう
物理的な問題で、歯面など口腔内に留まることなく、流れてしまっている可能性があげられます。
本調査の結果では、「ペーストだから流れやすい」や「ジェルだから流れやすい」など剤形の形状に起因する結果は得られませんでした。
ジェルコートFは同じ1450ppmFの歯磨剤と比較して最も高い濃度のフッ化物イオンを検出することに成功しました。
まとめ
ジェルコートFは口腔内でイオン化され1450ppmFという高い濃度を保ったまま口腔内で阻害される事なく留まる事ができるため、歯周病・う蝕予防に優れた歯磨剤なのです。
第3弾もお楽しみにꕤ︎︎·͜·